【ムーミン】原作とアニメの違いとは!?大人の事情で設定が変更されていた!
こんにちは、うどんです。
絵のタッチが全然違う
これからお見せする画像はどちらも同じシーンです。
原作
アニメ
同じシーンだと言うのに、原作の方が悲壮感をより強く感じます。
これだけタッチが違うのにも理由はあり、
そもそも原作の作成を依頼したイギリスの新聞社が大人向けにとリクエストしたため、子どもには受け入れられ難い絵のタッチになっているのかもしれません。
日本でアニメ化された際にきっとさすがにこのタッチのままアニメにしたら子どもが泣き出すと判断したんでしょうね。笑
大分可愛らしいフォルムとやわらかいタッチに変更されてます。
ミィとスナフキンは姉弟!?
アニメでは明かされていませんが、原作ではミィとスナフキンは種違いの姉弟設定です。
つまり、母親は同じで父親が違うというなかなか子どもには受け入れ難い設定なのです。
アニメ上では、ミィは既にムーミン一家と一緒に暮らしている。
スナフキンはムーミンと友達の状態で物語が始まります。
アニメの全104話では、一切この複雑な関係に触れていません。
スナフキンは本当の名前ではない!?
日本では「スナフキン」という名前で人気のこのキャラクター。
実は原作では「スヌスムムリク」が本当の名前なのです。
スウェーデン語から英訳される際に「スナフキン」と名前が変わり、
日本では英訳である「スナフキン」の名称で有名になったわけです。
スヌスムムリクとは、かぎタバコを吸う男の意味があります。
原作でも喫煙しながら釣りをたしなむシーンも描かれています。
しかし、先ほど言った通り原作では「ミィとスナフキンは姉弟設定」となっています。
つまり、ミィは子どもですし、その弟である設定のスナフキンは言うまでもなく子ども。
ん…?
子どもがタバコ吸いながら釣り…!?
日本ではありえない光景なのですが、実はフィンランドでは子どもがたばこを吸うのは合法。
現地では合法だとしてもさすがにアニメに子どもが喫煙している姿を流すのはマズイので、日本ではスナフキンは大人という設定になったようです。
つまり日本でなぜ「ミィとスナフキンの複雑な関係」なのが知られていないかの理由もこれで分かりましたね。
原作の最初は人間関係が複雑だった!?
主人公であるムーミン・トロール以外のキャラクターは皆「移民」の設定。
つまり、他の土地に住んでいた人々がムーミン谷に引越してきたばかりの設定です。
そのため、原作のはじめの住民たちは「どこかよそよそしい」のです。
しかし、そういった人間関係もアニメでは省かれてしまっています。
まあ、複雑な人間関係をアニメにしても子ども受けは良くないでしょうから仕方がないのかもしれません。